原子力規制委員会 福島第一原発・処理水放出計画を認可へ
福島第一原発にたまり続ける処理水を薄めて海に放出する計画について、原子力規制委員会は、審査書を決定し認可する方向で議論を行っています。
東京電力福島第一原発にたまり続ける処理水について、国は、大幅に薄めた上で来年春をめどに海への放出を開始する方針です。
原子力規制委員会では、その際に必要となる設備など東電が策定した計画について審査した上で、今年5月に「事実上の合格」となる審査書の案を了承し、その後、一般からの意見を募っていました。
22日の会議では、審査の担当者が先月17日までのおよそ1か月間に提出された670件の意見を踏まえた結果を報告し、規制委員会で、「審査書」として決定し正式に認可するか議論が行われています。
ただ、設備建設にあたって必要な地元自治体の了解や、放出に対する漁業関係者の理解はいまだ得られていません。