上野動物園のパンダ リーリーとシンシンを来月末に中国に返還
東京都は、上野動物園のジャイアントパンダ、リーリーとシンシンを来月末に中国に返還すると発表しました。リーリーとシンシンは高血圧などの症状がみられ、中国で治療に専念するということです。
東京都によりますと、現在、19歳のリーリーとシンシンは高齢期にさしかかり、2022年から2頭とも高血圧などの症状が確認されているということです。
投薬や検査を継続しているものの、大きな改善がみられないため、日本と中国の専門家による協議の結果、現在の健康状態のうちに中国に帰国させて治療に専念することになりました。
2011年に上野動物園に来園したリーリーとシンシンの間には、これまでに、シャンシャン、双子のシャオシャオ、レイレイの3頭のパンダが誕生しています。
上野動物園で観覧できる最終日は来月28日で、翌29日に中国に返還するということです。