医療機器や医薬品を備え医師と看護師が乗り込むドクターヘリは、一刻を争う救急医療の現場に欠かせない存在となっています。そのドクターヘリの運航に役立ててもらおうと、県内の整骨院と接骨院で作る団体が寄付金を贈りました。

25日も救急医療の現場で活躍するドクターヘリ。県内では、秋田市の秋田赤十字病院を拠点に2012年に本運航が始まりました。９月末までの出動回数は3300回を超え、ほぼ毎日、要請を受けて県内各地を飛び回っています。
ドクターヘリの運航に役立ててもらおうと25日、整骨院、接骨院でつくる秋田県柔道整復師会が寄付金10万円を贈りました。寄付は今年で6回目です。

秋田県柔道整復師会 伊藤護会長「私の会員ですが、2人助かっているんですよ。仕事も継続してやっております。そういう意味も含めまして命を、県民の命を守る、この救命活動はすごい大事なことだなと思っております」

ドクターヘリは県内全域をカバーしていて、離陸して概ね30分以内に現場や現場付近に到着できます。医師がいち早く患者に接触することで、救命率の向上や後遺症の軽減に大きな役割を果たしています。最近はクマによる被害で出動を要請されるケースも多くなっています。
ドクターヘリの運航を担う秋田赤十字病院は、寄付金を設備の充実などに活用することにしています。