歩道橋が“そこから見上げた空の色”に
50年以上に渡って利用され続けている秋田市の歩道橋が新しく塗りなおされました。秋田公立美術大学のプロジェクトで歩道橋に施された色は“そこから見上げた空の色”。27日に開通イベントが行われ完成を祝いました。
秋田市新屋の秋田西中学校前の県道にかかる歩道橋。去年から行われていた補修・塗装が終わり様々な空色が施された歩道橋に生まれ変わりました。塗装は秋田公立美術大学が地域住民とともに進めてきました。
1968年に設置された新屋横断歩道橋。中学校やサクラの名所に近く、多くの人が利用してきました。今回の補修作業は老朽化に伴うもので公立美術大学は地域住民とともに新たな歩道橋の色を考えるプロジェクトを立ち上げ、進めてきました。地域になじむ色にしようと1年間、毎月1日に小学生や近隣住民などと空を見上げ、その空の色を再現し塗装に施しました。
自分たちが見た空の色が歩道橋の色に。27日は装いが新たになった歩道橋の完成を祝ってみんなで渡りました。50年以上にわたって利用され続ける歩道橋。新たな装いが地域の風景として刻まれていきます。