春やサクラを感じさせる県内産のクラフトビール販売へ
日本気象協会は今年のサクラの開花は秋田市が4月13日と予想しています。花見のお供として楽しんでもらおうと、県内でクラフトビールをつくる事業者たちが春やサクラを感じさせる商品を一斉に発表しました。9日から販売します。
グラスに注がれたビールは、いずれも、県内の醸造所でつくられたクラフトビール。桜の花びらを思わせる薄紅色のものもあれば、一般的なビールらしい、黄金色もあります。
県内でクラフトビールづくりに携わる事業者たちが設立した団体が、一斉に販売を始めます。
すべての商品に県内の桜から抽出した酵母「秋田美桜酵母」を使いました。県産の、米やホップを原材料にしたり、醸造所がある地元の塩を加えたりして仕上げた商品もあります。
花見のお供として楽しんでもらうのが大きな狙いですが、秋田の食材や農産物を県の内外に広く知ってもらたいという思いもあります。
秋田県麦酒醸造技術研究会の長谷川信さんは「実は僕たちリンゴのお酒をつくって東京に行くと、『秋田ってリンゴとってるんですね』とよく言われるんです。ホップもそうですけども、皆さん都会に行けば行くほどですね、秋田のことあまりよく知らない。ビール、クラフトビール、いろいろありますけども、僕たちとしては地元の原料を使ったものを使うことによって、多くの方に秋田ってこういうものとれるんだよとか、そういったものを知っていただければいいなと思って醸造しています」
販売は9日から始まり、それぞれの醸造所が運営するインターネットサイトのほか、県内のスーパー、酒店でも販売が予定されています。