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”例年並みに良い品質” かづの啓翁桜の出荷報告 

2024年1月17日 18:55
”例年並みに良い品質” かづの啓翁桜の出荷報告 

ブランド化を目指して鹿角市と小坂町で栽培されている「かづの啓翁桜」の出荷報告が行われました。去年夏の猛暑の影響が心配されましたが、栽培の管理を工夫したことで今シーズンも例年並みに良い品質に仕上がったということです。

17日は地元の生産者たちで作る「かづの啓翁桜栽培グループ」の佐藤義隆会長など3人が鹿角市役所を訪れ、関厚市長に今シーズンの出荷を先月始めたことなどを報告しました。「啓翁桜」は温度が管理されたハウスの中で栽培することで真冬に薄紅色の花を咲かせます。

開花には8度以下で550時間経つことが必要とされている「啓翁桜」。気温が下がる時期が早い気候を生かそうと鹿角市と小坂町で2015年に栽培が始まり、新たなブランド化を目指しています。

今シーズンは去年夏の猛暑の影響で葉が落ちる被害がありましたが、ハウスに入れる時期を遅らせるなどの工夫をしたことで、例年並みの品質に仕上がったということです。

かづの啓翁桜の出荷は、3月下旬まで続き、首都圏を中心におよそ1万6000本が出荷されます。

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