後を絶たない詐欺被害…12日だけで5件判明 もうけ話は必ず周りに相談を!
詐欺の被害が県内でも後を絶たず、12日だけでも新たに5件判明しました。
うそのもうけ話をもちかけられた秋田市の女性は約530万円、美郷町の女性は240万円をそれぞれだまし取られています。
秋田東警察署の調べによりますと、秋田市に住む40代の女性は、先月、マッチングアプリで知り合った男性に好意を抱きやり取りを続けたところ「一緒に投資をしないか」などともうけ話を持ちかけられました。
女性は指示に従い、アプリをインストールして、指定された口座に6万円を振り込んだところ、利益が上がったと表示されたため、その後も追加の投資金や利益を引き出す手数料などとして、7回にわたって金を振り込み、合わせて約530万円をだまし取られました。
また、大仙警察署の調べによりますと、先月21日、美郷町に住む50代の女性に、無料通信アプリのLINEで外国人男性を名乗る相手から友達申請がありました。
女性が応じると、「投資の指導を受けられる。始めてみないか」などと持ちかけられ、投資用のウェブサイトに誘導されました。
投資に関する指示を受けた女性は、指定された口座に10万円を振り込んだところ、ウェブサイト上で利益が増えたと表示されたため、相手を信用し、その後も4回にわたって複数の口座に振り込み、合わせて240万円をだまし取られました。
12日は、恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」の手口で秋田市の60代の男性が約95万円、湯沢市の60代の男性が10万円の被害に遭っていたこともわかりました。
融資を持ちかける手口で、にかほ市の50代の女性が2万円近くをだまし取られていたこともわかり、被害は12日だけで新たに5件判明しました。
警察は、もうけ話を勧められた際は一人で判断せず、家族や知人、警察などに相談するよう繰り返し呼びかけています。