日本海中部地震から41年 男鹿で追悼の祈り
日本海中部地震の発生から41年が経ちました。今年も県内各地で追悼の祈りがささげられました。
日本海中部地震は1983年5月26日に発生し、秋田・青森・北海道合わせて104人が死亡しました。このうち県内で亡くなったのは83人で、男鹿市戸賀加茂青砂の海岸では遠足で訪れていた旧合川南小学校の児童13人が津波の犠牲になりました。
海岸近くにある慰霊碑では地震が発生した正午ごろに合わせて遺族が児童の冥福を祈りました。
福岡史恵さん(74)「波穏やかだね。」
あの日児童たちは海岸で昼の弁当を食べる予定でした。
福岡史恵さんの長女で小学4年生だった有希子さんもその一人です。福岡さんは毎年、有希子さんが食べられなかったあの日と同じ弁当を持ってきて、花とともに海岸に供えます。
福岡史恵さん(74)「またくるね。いっぱい食べてちょうだい。」
「わたしがた両親が年老いてきたものですから、頑張って来るけれども、いつまでも見守ってほしいなって。そういうふうに思ってきました」
日本海中部地震から41年、今年も県内各地で追悼の祈りがささげられました。