殺人未遂で男逮捕 刺された姉死亡の事件 ‟物音や大きな声”
由利本荘市で、同居する姉を包丁で刺して殺害しようとしたとして、31歳の男が逮捕された事件です。通報した母親は家の中で物音や大きな声を聞いてかけつけたところ、2階の姉の部屋で血を流して倒れている姉と、近くにいる弟を見つけたことがわかり、警察がさらに詳しい状況を調べています。
警察の調べによりますと、この事件は、14日午前4時20分ごろ、由利本荘市中竪町の住宅で、無職の齋藤紘一容疑者31歳が、姉の貴子さん33歳の胸や背中を包丁で複数回刺し、殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたものです。
貴子さんはその後、運ばれた先の病院で死亡しました。死因は刺し傷に伴う体内の出血による心臓の圧迫でした。事件の直後に消防に通報した2人の母親は、家の中で物音や大きな声を聞いて駆けつけたところ、2階の貴子さんの部屋で、血を流して倒れている貴子さんと、近くにいる紘一容疑者を見つけたことがわかりました。
警察は血の付いた包丁を押収し、殺人事件として捜査していて、近く現場検証を行ってさらに詳しい状況を調べる方針です。