中学生が自分たちで作ったしょっつるで”パーティー”
伝統の食文化への理解を深めようと秋田市の中学生がしょっつるを使った料理を作り、味わいました。使ったのは生徒がおととし6月に仕込み、一から作ったしょっつるです。特別な味をみんなで堪能しました。
秋田市の岩見三内中学校の3年生は、総合学習でしょっつるについて学んできました。27日はしょっつるを使った料理を作ってみんなで味わう、学習の締めくくり「しょっつるパーティー」です。調理に使うのは、自分たちが一から作ったしょっつるです。
しょっつるは、2年ほど前に、秋田市の老舗髙橋しょっつる屋の店主に教わり仕込みました。それぞれ家に持ち帰り熟成させたあと…。
去年の年末に発酵を止めるための火入れやろ過作業を行い、完成させました。
27日はこのしょっつるを使って3品を作ります。
レンコンのフリッターは衣にしょっつるを。パスタとスープもしょっつるで味付けします。
塩味が強く独特の風味があるしょっつる。どのくらい入れるか試行錯誤しながら丁寧に調理を進めました。
27日参加した3年生は高校受験を間近に控えています。日ごろ頑張っている生徒たちに少し息抜きもしてほしいという願いも込めて企画された「しょっつるパーティー」。生徒たちは特別な味を堪能し、受験に向けて英気を養いました。
仕込みから調理までじっくり時間をかけてしょっつるを学んだ生徒たち。伝統の食文化への理解と愛着を深めました。