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クマ対策に役立てて JA共済連秋田がドローンやセンサーカメラなど900万円分相当の資機材を贈呈

2025年3月5日 18:26
クマ対策に役立てて JA共済連秋田がドローンやセンサーカメラなど900万円分相当の資機材を贈呈

冬場にも出没が相次いだクマへの対策に役立ててもらおうと、5日、JA共済連秋田がドローンやセンサーカメラなどを県に贈呈しました。

県は市街地に出没したクマの追跡調査や建物にクマが居座った際の状況把握などに役立てたい考えです。

JA共済連秋田が県に贈呈したのは暗闇でも撮影できる赤外線カメラ付きのドローン3台や、画像が自動で送信されるセンサーカメラ30台。それに農作物の被害を防ぐための電気柵などです。

こうした資機材はクマ対策に役立てられます。県のツキノワグマ等情報マップシステム=クマダスによりますと、今年に入ってから既に143件のクマの目撃情報が寄せられています。

冬眠が終わり農地や市街地でのクマの目撃がさらに増えることが見込まれるこれからの時季を前に、JA共済連秋田から県に寄贈されました。

佐竹知事
「クマのですね、追跡の関係でドローンの活用、様々な資材・機材が必要ですが、なかなかそう簡単に県だけでこれを準備するのは難しい状態です。最新の機材を賜ったところは本当にこれから我々も力強い限りです。」

寄贈されたドローンなどは合わせて約900万円相当です。JA共済連秋田が地域貢献活動のために積み立てている基金によって賄われています。

JA共済連秋田小松忠彦会長
「農作物とか生活を脅かす、命の危険を感じるようなことが、なるべく多くならないように努めていくっていうのが一番基本になるかと思うんですが、最終的にその回避するための機材として、今回のドローンはじめいろいろなものを活用していただいて、そういったことにお役立ちできればなと」

県は市街地に出没したクマの追跡調査や建物にクマが居座った際の状況把握などに役立てたい考えです。

最終更新日:2025年3月5日 18:26
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