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除籍謄本を同姓同名の他人に誤交付 今年に入り事務作業上のミスや職員の検挙事案が複数発生していることを受け横手市長は自らを処分する意向

2024年7月24日 18:11
除籍謄本を同姓同名の他人に誤交付 今年に入り事務作業上のミスや職員の検挙事案が複数発生していることを受け横手市長は自らを処分する意向

横手市は24日、同性同名の別人の除籍謄本を誤って交付するミスがあったと発表しました。今年に入り給与の算定ミスや、職員が窃盗などで検挙される不祥事が相次いでいる横手市、髙橋大市長は記者会見で責任を取って自らを処分する意向を明らかにしました。

髙橋大 横手市長
「職員一同心を入れ替えて、再度初心に立ち返って職務にまい進して参りたいと考えております。この度は誠に申し訳ございませんでした」

除籍謄本の交付ミスがあったのは、横手市役所十文字庁舎の市民サービス課の窓口です。

横手市によりますと、今年4月に不動産登記手続きで司法書士が除籍謄本を請求したところ、市の職員が誤って同性同名の別人のものを交付しました。

先週、司法書士が固定資産税の証明書の申請に窓口を訪れた際に、税金のシステムに登録されている納税者と、司法書士が申請した納税者が異なっていることに気がづき、ミスが発覚しました。

除籍謄本の交付ミスは今年度2件目で、名前と住所の確認不足が原因とみられています。

横手市では今年に入り、給与の算定ミスや書類の交付ミスなどが合わせて6件、さらに、職員が窃盗や酒気帯び運転で検挙される不祥事も相次いでいて、髙橋大市長は記者会見で責任を取って自らを処分する意向を明らかにしました。

横手市 髙橋大市長
「このようによろしくない事案が連発していますので、連帯責任の長として一定の姿勢を示さないといけないのかなと」

髙橋市長は証明書の交付手続きの際の確認の徹底を職員に呼びかけながら、引き続き再発防止に取り組む考えを示しました。

また、減給を視野に入れた自身の処分については次の市議会が始まる8月末までに決めることにしています。

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