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冬眠中のクマを観察

2025年2月24日 18:59
冬眠中のクマを観察

県の内陸では人の背丈を超えるほどの積雪となっていますが、この時期しか見られないクマの冬眠を観察するツアーが行われました。県外からの観光客は普段見られないクマの様子を興味深く観察していました。

冬の間、閉園している北秋田市阿仁打当地区の「くまくま園」です。飼育されているクマも冬の間は冬眠しています。

ここでは、クマの生態を多くの人に知ってもらおうと、閉園中も祝日などに見学ツアーを行っています。

24日は、青森・宮城・東京から5人の見学が訪れました。

福田和人飼育員「冬眠明け春から徐々にこう食べさせていって、秋にはもう飽きる迄、で、大体こっちももう蓄えたとなるとあと食べないんすよ。そうっすっともう勝手に眠くなって「あ眠くなってるな」っていうのをこっちが判断したらここ冬眠状態に入ります」

ここで飼育されているクマは約60頭です。いずれも、秋におなかいっぱいのエサを与えて、徐々に食事量を減らすと11月下旬から12月上旬に冬眠に入ります。

ただ個体差があって、冬眠中でも人が来ると起きるクマもいます。ライトを消すと、また寝に入るということです。

参加者は、薄暗い中、あまり大きな声を出さないようにして、クマを観察したり写真に収めたりしていました。

「丸くなって呼吸している上下動が 癖になるって感じですね 見ていて飽きないですね」
「冬眠中が見られるってあんまりないと思いますので、ハイ冬眠中だけかと思ったら、元気なクマもいてハイ良かったんですけれども」
「バックヤードで目の前で見られるなんててないじゃないですか普通だってあのすごい遠く上からエサあげたりとかはできますけど…」

福田和人飼育員「春になったら春のクマの様子を見てもらって、でそういうふうに覚えていって、冬はこういう状態。ってそういうのをわかってもらえれば一番いいのかなっていう所ですね」

くまくま園では、来月末に若いクマから目覚め始め、4月下旬に開園する予定です。

最終更新日:2025年2月24日 18:59
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