JR秋田駅で１日朝、自殺予防を呼びかける街頭キャンペーンが行われ、参加者が通勤通学する人たちに相談窓口などを周知しました。

このキャンペーンは年末にかけての自殺予防運動の一環として行われたものです。自殺予防に取り組む団体が通勤通学する人たちにチラシを配り、相談窓口や支援体制を周知しました。

厚生労働省のまとめによりますと、県内の自殺した人は去年は209人で、人口10万人あたりの自殺率が全国で最も高くなりました。キャンペーンを行った団体は新型コロナウイルスの影響で人との関りが減ったことや経済的に困窮する人が増えたことなどが要因とみています。

団体は、悩んでいる人に声かけなどをするゲートキーパーの養成や職場での理解促進にも力を入れ、自殺予防の輪を広げていくことにしています。