今国会に提出されている「能動的サイバー防御」のための法案について、警察庁長官が「無害化措置は強力な手段になる」と強調しました。

先週、閣議決定された「能動的サイバー防御」を行うための法案では、サイバー攻撃によって重大な危害が発生するおそれがあるとわかった場合、警察や自衛隊が、攻撃サーバーを未然に無害化できるとしています。

警察庁の楠芳伸長官は13日の会見で、「近年、サイバー空間をめぐる脅威がきわめて深刻なものとなっているが、今回の法案に盛り込まれた無害化措置はサイバー攻撃に対処するために 強力な手段になるものと考えている」と強調しました。

また、今国会で法案が成立した場合には、無害化措置を効果的に実施するため、さらに高度な専門性を持つ人材の育成、確保を加速化させるとしています。