【台風10号】九州南部に最接近 未明~朝にかけて宮崎、鹿児島、大分で線状降水帯が発生 引き続き最大級の警戒を
非常に強い台風10号は九州南部に最も近づいています。鹿児島県には、暴風・波浪・高潮の特別警報が発表されています。また、未明から朝にかけて宮崎県、鹿児島県、大分県で、線状降水帯が発生しました。
非常に強い台風10号は現在、九州の西の海上を北上していて、このあと九州に上陸するおそれがあります。その後、来週はじめにかけて、西日本から東日本を横断する見込みです。
予想される最大瞬間風速は、九州南部で65メートルと猛烈な風の吹くところがあるでしょう。また、沿岸や河口付近では、高潮による低い土地の浸水のおそれがあります。
九州、四国を中心とした西日本では、30日にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
台風の動きが遅いため、広い範囲で大雨が長く続く見込みで、九州南部を中心に、総雨量が1000ミリを超える記録的な大雨となるおそれもあります。
引き続き最大級の警戒が必要です。