都内で上半期で40億円近く被害…「特殊詐欺」防止へ 警視庁が“注意喚起”電話センターを公開
ことし上半期で都内で40億円近くの被害が出ている特殊詐欺について、警視庁は未然に防ぐための対策を強化しています。
警視庁は7日、高齢者の自宅に電話をかけ、注意喚起する電話センターを公開しました。
センターでは、特殊詐欺グループから押収した高齢者の名簿なども活用し、1日あたり1万戸以上に電話をかけています。リアルタイムでアポ電が入った地域の高齢者に重点的に電話をかけたり、実際に警察官が戸別訪問したりするなどして、昨年度は262件の被害の未然防止につながったということです。
警視庁 犯罪抑止対策本部 江口博行対策官
「やはり(特殊詐欺の)スタートはすべて電話が原因であります」
警視庁によりますと、ことしの上半期で都内だけで40億円近くの特殊詐欺の被害が確認されているということで、警視庁は注意を呼びかけています。