【台風6号】9日に九州かなり接近のおそれ…動き遅く記録的大雨に警戒
沖縄や奄美に大きな被害をもたらした台風6号は、この後、ゆっくりと北上し、9日、九州にかなり接近する見込みです。8日にかけて、奄美や九州南部で線状降水帯が発生するおそれがあるほか、西日本を中心に記録的な大雨となるおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
台風6号の中心は、奄美大島の東海上にあって、奄美地方が暴風域に入っています。
すでに台風は進路を北寄りに変えていて、今後は勢力をやや強めながら、ゆっくりと北上。9日には、九州にかなり接近するおそれがあります。奄美や九州では、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。
また、台風本体の雨雲がかかる奄美や九州のほか、台風周辺の暖かく、湿った空気が流れ込む西日本の太平洋側や東海地方でも、非常に激しい雨が降り続きそうです。
8日朝までに予想される雨量は、奄美と九州南部で300ミリ。線状降水帯が発生し、急激に災害の危険度が高まるおそれもあります。
さらに、9日朝にかけて、九州南部と四国で300ミリから400ミリ、奄美、九州北部、近畿、東海で200ミリから300ミリの大雨が予想されています。
台風の動きが遅いため、その後も非常に激しい雨が続き、総雨量が8月の1か月分を大きく超えるおそれもあります。
大規模な土砂災害や大きな河川の氾濫など、甚大な災害に備え、早めに避難を検討するなど厳重な警戒が必要です。