【台風6号】影響ほぼ1週間…2人死亡、68人が重軽傷 沖縄県
沖縄や奄美に大きな被害をもたらした台風6号は、この後、ゆっくりと北上し、9日、九州にかなり接近する見込みです。8日にかけて、奄美や九州南部で線状降水帯が発生するおそれがあるほか、西日本を中心に記録的な大雨となるおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
ほぼ1週間にわたり、台風6号の影響を受けた沖縄では、死者やケガ人のほか、各地で土砂崩れなどの被害が出ました。
台風6号の暴風域に長時間、巻き込まれた沖縄県内では、これまでに2人が死亡、68人が重軽傷を負いました。
大雨の影響で、各地で土砂崩れや浸水などの被害も相次ぎました。
読谷村では6日、高さ20メートル、幅10メートルの土砂崩れが発生し、周辺の112世帯に大雨警戒レベルで最も危険度の高い「緊急安全確保」が出されました。
また、一時、最大で22万戸近かった停電の復旧は、台風の再接近で遅れ、7日午前10時の時点で、まだ4000戸余りが停電しています。
一方、5日と6日の2日間、閉館していた那覇空港では7日、一部の便を除き、通常運航が再開しました。
利用客「3日の木曜日に帰る予定が、それが欠航になって、その後取った便が土曜日で、それも欠航になって、その時また取ったのがきのうだったけど欠航になって、きょう。ほっとした」
空港のカウンターには、チェックインやキャンセル待ちをする人で長い列ができています。