小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントをめぐっては、26日までに100人を超える入院報告が寄せられ、およそ3年にわたって摂取していた人が腎臓の疾患を発症し、死亡していたことが判明しました。

厚生労働省などによりますと、これに加え、新たにもう1人、サプリメントの使用者が死亡していたことが明らかになり、合わせて2人の死亡が確認されました。

こうした状況を踏まえて、大阪市は27日、食品衛生法に基づき、小林製薬に対して、会社側が自主回収の対象としている3つの商品の回収を命じる行政処分を出しました。

今後、回収が進み次第、対象商品の廃棄を命じる「廃棄命令」を出し、健康被害との因果関係などについて確認を進めるということです。

当該の商品については、使用の中止が呼びかけられています。