国内初“心臓移植学会”立ち上げへ 移植に関する法律整備のため
心臓移植の専門医らが、移植に関する法律を整備するため、国内で初めて心臓移植学会を立ち上げることがわかりました。
心臓移植をめぐっては現在、日本心臓移植研究会が、専門医の育成や移植の普及活動を行っています。
国内では移植を希望する人が増え、待機者がおよそ900人いるのに対し、ドナーの不足などにより年間の手術件数は100件程度にとどまっています。
そこで、研究会の澤特任教授らが、脳死者が出た場合、病院に国への報告を義務付ける法律の整備を目指し、国内で初となる心臓移植に特化した学会を立ち上げることがわかりました。
学会の設立により、法整備に向けた国との交渉が本格的に行えるということで、来年4月の立ち上げを目指しています。