子ども持ちたいと決め不妊治療 実際に妊娠まで平均約6.4年 製薬会社が実態調査
不妊治療をした夫婦が、子どもを持ちたいと決めてから実際に妊娠するまでの期間が、平均およそ6.4年かかることが製薬会社の実態調査で明らかになりました。
調査は、フェリング・ファーマが今年2月から4月にかけて、不妊治療を受けた男女217人に行ったものです。その結果、夫婦が子どもを持ちたいと決めてから、不妊治療を受け妊娠するまでの平均期間は、およそ6.4年だったということです。
まず、自然妊娠で妊娠できず病院を受診するまでがおよそ3.2年。さらに、不妊症と診断を受け、実際に不妊治療を開始するまでがおよそ1.3年。その後、治療の結果、実際に妊娠するまでの平均がおよそ1.9年だということです。
また、8割の夫婦が、不妊症について「受診前にはよく知らなかった」などと答えていて、生殖医療に詳しい女子栄養大学臨床医学研究室の石原理教授は、「若いうちから妊娠や不妊症に対する正しい知識を得ることが重要」と指摘しています。