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愛子さま21歳の誕生日 「成年皇族」としての経験を重ねられる

2022年12月1日 23:33
愛子さま21歳の誕生日 「成年皇族」としての経験を重ねられる

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは1日、21歳の誕生日を迎えられました。学業を優先しながら、成年皇族としての経験を重ねられています。

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1日午後5時半ごろ、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、上皇ご夫妻のお住まいを訪問されました。1日、21歳の誕生日を迎えられました。

誕生日にあわせて公開された映像では、動物好きの愛子さまが宮内庁の新しい厩舎(きゅうしゃ)で、馬に餌のにんじんを与えられる様子も。身につけられているペンダントは、中学・高校時代の友人から贈られたということです。

1歳のころは、体の大きな馬に少しびっくりした表情を見せられましたが、幼いころから乗馬を楽しむなどして、馬と触れ合われてきました。

去年、20歳の成年皇族となられた愛子さま。成年皇族として初めての公務は、今年の元日に行われた「新年祝賀の儀」です。正装であるドレス「ローブデコルテ」に勲章をつけ、儀式に臨まれました。

また、3月には初めての記者会見にも臨まれました。

愛子さま
「長所は自分ではなかなか気づきにくいものでございますけれども、強いて申し上げるなら、どこでも寝られるところでしょうか」

原稿はご自身で考え、直前まで練習されていたといいます。

その後、様々な行事に出席されてきました。所作などについては、両陛下に聞きながら準備を続けられてきたということです。

現在、学習院大学3年生の愛子さまは、オンラインでの受講を続けられています。学業優先の生活を送りながら、成年皇族として日々経験を積み過ごされています。

先月5日には秋篠宮ご夫妻の二女・佳子さまと雅楽の演奏会を鑑賞されました。姉のように慕う佳子さまと談笑し、笑顔を見せられていました。

また、先月24日には、両陛下と東京国立博物館を訪れました。3人そろって皇居から外出されるのは、今年1月以来のこと。ご一家は肩が触れ合うくらいの距離で、国宝の数々をご覧になりました。

成年皇族として過ごされたこの1年について、宮内庁担当の笛吹雅子記者は「説明者が資料を見せた時、愛子さまは陛下が見やすいようさっと1歩下がり、そんな配慮と所作は皇后さまによく似ていらしたなと思いました。この1年で驚くほど落ち着いた大人の表情を見せられていて、そんな成長や愛子さまと過ごす時間を、両陛下はとてもうれしく思われているだろうと感じました」と話しました。

1日に迎えられた21歳の誕生日。愛子さまは、感染拡大が早く収束に向かい、人々が安心できる日常を取り戻すことを願われているということです。