海保測量船が韓国海洋警察庁の船から調査の中止要求を繰り返し受ける 政府が抗議
長崎県沖の日本の排他的経済水域で海洋調査を行っている海上保安庁の測量船が韓国海洋警察庁の船から調査の中止要求を繰り返し受けました。日本政府は韓国に対し外交ルートを通じ抗議しています。
海上保安庁によりますと29日午後3時すぎ、海上保安庁の測量船「平洋」が長崎県の男女群島から北西およそ110キロメートルの日本の排他的経済水域で海洋調査をしていたところ韓国海洋警察庁の船から無線で調査の中止を要求されました。
1時間に1回程度要求を繰り返したということです。
これに対し、海上保安庁は「日本の排他的経済水域における正当な調査を実施中」だと応答し、予定している調査を継続しています。
日本政府は韓国に対し中止要求は受け入れられないと外交ルートを通じて抗議したということです。
画像:海上保安庁提供