石丸伸二氏を市民団体が刑事告発 都知事選めぐり“公職選挙法違反疑い”
地域政党「再生の道」の石丸伸二代表が、去年の東京都知事選に出馬した際のライブ配信業者に支払ったキャンセル代について、公職選挙法違反の疑いがあるとして10日、市民団体が東京地検に刑事告発しました。
市民団体は10日、公職選挙法違反の疑いで石丸伸二氏を東京地検に刑事告発しました。
告発状によりますと、石丸氏が去年7月の東京都知事選に出馬した際のYouTubeでのライブ配信をめぐり、東京都の選管に提出した選挙運動収支報告書に「ライブ配信機材キャンセル代」として、業者側におよそ100万円支払ったと記載しています。このうちおよそ45万円が、ライブ配信のスタッフの人件費の名目として支払われているとして、公職選挙法が禁じる選挙運動を行ったものの報酬にあたる可能性があると指摘しています。
週刊文春が最初に報じたこの疑惑などをめぐり、石丸氏は当時の陣営スタッフと今月6日に会見を行い、業者側へ確認を行ったところ、キャンセル代に人件費が含まれていた可能性があることがわかったと説明し、今後、関係者に確認を進めるとしていました。
また、石丸氏は会見で、公職選挙法違反にあたるかどうかを問われると「おそれ、リスクがあるのはそうだと思うが、最終判断する立場にない」「警察などが判断し事情聴取などがあれば、当然協力します」としていました。