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本人は謝罪も…「親しみを感じてやっていた」 市議が議場で職員に暴行か 埼玉・幸手市

2023年12月5日 21:17
本人は謝罪も…「親しみを感じてやっていた」 市議が議場で職員に暴行か 埼玉・幸手市

埼玉県幸手市の市議会議員が、市議会の議場で職員に暴行を加えケガをさせていたことがわかりました。5日、本人を直撃すると謝罪の言葉を述べた一方で「親しみを感じてやっていた」などと暴力との認識は否定しました。

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5日、私たちは埼玉県幸手市の藤沼貢市議(80)を直撃取材しました。記者の問いかけに藤沼市議は次のように答えました。

藤沼貢市議
「暴力を振るった認識は全くない。申し訳ないですよ。私が原因でケガしたとしたら謝罪するしかない」

幸手市などによると、藤沼市議は今月1日、市議会の休憩中に議場の中で、市の男性職員の首をつかむなどの暴行を加えたといいます。職員は3週間のケガと診断され、警察に被害届を提出したということです。

当時の状況について藤沼市議は「親しみを感じてやっていた」と話し、“親しみを持ち職員の首に手を置いただけだ”と主張。暴力があったかどうかについては、記者を職員に見立てて実演しました。

藤沼市議
「これって殴った表現になるのかどうか。『悪かったな、遅くなっちゃってな』と、そういう思いでやった。その時に手がマッサージやる1回グーッといったのが現実」

職員の首に手を置いた際、少し力が入ったことは認めましたが、暴力の認識は全くないと主張しました。

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自宅の敷地に農地法違反の疑いがあるとして、議会で追及を受けている藤沼市議。職員が行う答弁をめぐってトラブルになったとみられています。

藤沼市議は幸手市の職員を経て市議選に7回当選し、議長を務めた経験もあります。現在の議長は憤りをあらわにしています。

幸手市議会 枝久保喜八郎議長
「議場というのは民主主義の根源であって、当事者が議長経験者でもあって決して許されるものではない。言語道断という感じに近い」

市の関係者によると、職員はこれまでにも藤沼市議から暴言などのパワハラ行為を受けたとして市に相談していて、中には「100万出せば人を殺してくれる人がいるのを知っているか」などと、脅しともとれる発言もあったということです。

藤沼市議はこうした発言を否定しています。

藤沼市議
「私は言った記憶はないです。そういうの、人殺す話。私の言葉の使い方は強いと受け止める人が多い。だからそれを私が気をつければ…『あのね~』という話し方に変えればいいんですかね」

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幸手市は5日午後5時ごろ、会見を開きました。

幸手市 長田広総務部長
「(本日)幸手警察署から正式に被害届を受理しましたと。うなり声をあげながら(藤沼市議の)手が出てきたので(職員が)避けようとして立ち上がろうとしたところ、首のところに手が入って握りしめた」

今後、警察が捜査することになります。