「ヒアリ」約250匹、東京港・大井ふ頭で見つかる 国内での確認は今年初
環境省は13日から14日にかけ、東京港の大井ふ頭で、強い毒を持ち攻撃性の強い「ヒアリ」およそ250匹が見つかったと発表しました。国内でヒアリが確認されるのは、今年に入って初めてです。
環境省によりますと、同省が実施している全国港湾調査で13日、東京港の大井ふ頭にあるコンテナヤードの地面からヒアリ100匹が見つかり、さらに14日、そこからおよそ1キロ離れた場所から150匹が見つかったということです。
いずれも、その日のうちに毒入りのエサを設置して駆除を行っているということです。
南米原産のヒアリは近年、全国の複数の地点で相次いで発見されていて、国内での定着を防げるかは、ギリギリの状況とされています。
今回見つかった場所は、いずれも過去に発見歴がなく、また複数世代にわたった発見例ではないことから、環境省は今のところ国内で定着したものではないとみているということです。
環境省は今年4月、ヒアリを「要緊急対処特定外来生物」に指定し、対策を強化していますが、事業者や市民にヒアリと疑われるアリを見つけた際は、ヒアリ相談ダイヤルや自治体などに速やかに連絡するよう呼びかけています。
【ヒアリ相談ダイヤル】0570-046-110