伊豆半島でツキノワグマ発見 100年ほど前にいなくなったと… 元の山へ放す
各地でクマの出没が相次いでいます。静岡の伊豆半島では100年ほど前にクマがいなくなったと言われていますが、20日、ツキノワグマが見つかりました。
捕獲されたツキノワグマは、体長120センチほどで、2歳ぐらいのオスとみられています。県によりますと、ツキノワグマは20日午前、河津町梨本の国有林で、シカを捕獲するためのわなにかかっているところを発見されました。県は、目的とは異なる捕獲であり、ケガもなかったため、その後、ツキノワグマを元の山へ放したということです。
捕獲に関わった渡部那智さん
「今回の個体は山奥で、人に恐怖心がある。山から下りてくることはないと思う」
伊豆半島では、ツキノワグマが100年ほど前にいなくなったと言われ、生息区域ではないとされていますが、2021年も西伊豆町で見つかっています。
ツキノワグマは冬に向けて餌を求めて行動が活発化することから、県が注意を呼び掛けています。