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能登半島地震から20日 小型重機扱うボランティアが復旧に尽力

2024年1月20日 12:00
能登半島地震から20日 小型重機扱うボランティアが復旧に尽力
能登半島地震の発生から20日。被災地では小型重機を扱うボランティアが作業を行い、街の復旧に尽力しています。今後、雨の予報となっており、土砂災害への警戒も必要です。

七尾市では雨が降る中、建設型応急住宅を建てるための作業が始まっています。

石川県では20日午後から強い雨が予想されており、気象台は、土砂災害の危険が高まっているとして、注意を呼びかけています。

一方、珠洲市では全国から集まった主に建設関係の技術者たちのボランティアチームが、重機を使って道路を通れるようにしたり、家に残された貴重品などを探したりする活動を行っています。20日朝は、船を海に下ろすためのクレーン車を運び込めるよう、亀裂の入った港を石や土で修復する作業が行われました。

珠洲技術系NPOアライアンス・樋口裕司さん「小型の重機でボランティアでできるところは小回りをきかせて、住民からニーズがあったときにすぐに対応する」

このチームは2日から現地に入り、作業を続けています。発生からまもなく3週間がたちますが、まだまだ応急復旧の段階にも達していないと話しています。

また、志賀町の水が使えるようになったコインランドリーには、大量の洗濯物を抱えた多くの人が訪れていました。

利用客「(地震後)2回目です。前は金沢まで行ってやっていたので、こんな近くでできるのはうれしい」

震災後3度目の週末を迎えた被災地。復旧に向けた動きもある中、厳しい生活は続いています。