一力遼棋聖、初めて“本因坊”を獲得「非常に光栄、身の引き締まる思い」
囲碁七大タイトルの中でもっとも歴史ある「本因坊戦」で、挑戦者の一力遼・棋聖が、本因坊を初めて獲得しました。
本因坊戦は、七番勝負第7局が19日から行われていました。これまで本因坊戦では、井山裕太三冠が七大タイトル最多記録となる11連覇してきましたが、第7局までもつれ込んだ今回の七番勝負では、囲碁棋士であり、新聞記者でもある二刀流の一力・棋聖が本因坊を初めて獲得しました。
本因坊戦は次のタイトル戦から五番勝負1日制となり、賞金額も2800万円から850万円となるなど、規模縮小が決まっています。
一力新本因坊「挑戦決まる少し前にそういう(縮小の)発表があり、今期にかける思いは例年以上に強いものがありました。400年もの歴史のある名前なので、本因坊は。そこに名を刻むことが出来たのは非常に光栄だし、身の引き締まる思い」