畳の下から3000万円近い現金や金…「マルサ」が脱税の手口を公表
国税庁は、脱税を摘発する査察部、いわゆる「マルサ」が昨年度に全国で摘発した脱税の手口を公表しました。
一見、普通の部屋ですが、畳を取り外すと…。床下には複数の袋が乱雑に置かれており、中から3000万円近い現金や金などが見つかりました。
こちらは昨年度、国税局査察部、通称「マルサ」が、強制調査で発見したものです。
国税庁・中西査察課長「まじめに一生懸命働いて正しく納税している人が、不公平感を抱くことがないように査察の使命を果たしていきたい」
昨年度、全国で摘発された脱税の総額はおよそ100億円で、新型コロナウイルスの影響で査察現場の人数制限などの制約があった2021年度までの2年間と比べて摘発件数や脱税総額は大幅に増加したということです。
国税庁は引き続き悪質な脱税の摘発に取り組むとしています。