真冬並みの寒さが続いている関東ですが、17日（金）は寒さが和らぎ、その後の週末は春本番の暖かさとなりそうです。ただ、気温の上昇と共にスギ花粉の飛散も本格化するおそれがあり、注意が必要です。

16日（木）の関東地方は、冷たい北風は収まったものの気温はあまり上がらず、真冬並みの寒さが続きました。最高気温は、銚子で7.1℃、宇都宮で7.5℃、水戸や横浜で7.7℃と、8℃を下回った所があったほか、東京都心でも9.6℃と10℃に届きませんでした。しかし、週末にかけては気温が大きく変化しそうです。

■土日は一気に春本番の暖かさ

東京の最高気温の推移（予想）

17日（金）は広く高気圧に覆われ、関東でも日差しがたっぷりと降り注ぐでしょう。東京の最高気温は11℃と平年並みの予想ですが、寒さはだいぶ和らぎそうです。

そして18日（土）から19日（日）にかけては、日本海から北日本を、前線を伴った低気圧が通過します。関東では18日（土）午後から次第に南よりの風が吹き、日中は日差しも出るため、気温がぐんぐん上がりそうです。東京の最高気温は、18日（土）は15℃と3月下旬並み。

そして19日（日）には18℃と、4月中旬並みの暖かさになる見込みで、20℃を超えるような所も出てくるかもしれません。

■昇温＋強風で花粉の飛散本格化か

19日正午の風の予想

ただ、気温が高くなって南風も強まりますので、花粉の飛散が本格化するおそれがあります。日本気象協会の花粉情報によると、18日（土）から19日（日）にかけては、東京や千葉、神奈川、埼玉で「やや多い」予想となっています。強い南風によって予想以上に花粉が飛散する可能性もありますので、お出かけの際はマスクや眼鏡、帽子などでしっかりとガードし、帰宅時に衣服や髪をよく払う・洗濯物の外干しは避けるなど、対策は万全にしたほうが良さそうです。