あすにかけ…広範囲で“大雨災害の危険” 国交省と気象庁が緊急の呼びかけ 備えと早めの避難を
消防などによると、30日午前11時半ごろ、大阪市の中学校から「生徒が熱中症です」と119番通報がありました。当時、体育の授業中で、体調不良を訴えた生徒は23人。全員が病院に搬送されたということです。午前11時半時点の大阪市の気温は28.4℃、湿度は80%でした。生徒たちは20メートルを繰り返し走る「シャトルラン」をしていたということで、熱中症とみられています。
一方、全国的に大気の状態が非常に不安定になっています。九州北部では各地で激しい雨を観測しました。大分県の湯布院で1時間に40.5ミリを観測し、由布市や日田市に避難指示が出されました。福岡県では添田町で1時間に54ミリと、6月の観測史上最大の大雨を記録しました。
気象庁は30日午前、九州に線状降水帯の発生予測情報を発表しました。30日午後から7月1日午前にかけて「線状降水帯」が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあるとしています。
こうした中、国土交通省と気象庁は7月1日にかけて、災害の危険度が高まる地域が広範囲に拡大するとし、“緊急の呼びかけ”を行いました。九州ではすでに猛烈な雨が降り、大雨災害の危険度が高まっている場所がありますが、今後、その範囲が拡大。西日本から北日本の広い範囲で警報級の大雨となる予想です。
※詳しくは動画をご覧ください。(6月30日放送『news every.』より)