なぜ? 海の魚の大群が各地に “海なし県”にも 撮影者「見たことない量」
茨城県各地の川で魚が大量発生しています。
街の人
「1週間前は川の表面がぼこぼこになるぐらいいる時があって」「橋の手前から向こう側まで」
街の人
「遠目でもわかります」
――何匹ぐらい
街の人
「何千? 何万? だと思います」
その魚は、川の中で黒い模様のようになっていました。かすみがうら市水族館によると、正体は主に海辺でみられる「ボラ」だといいます。先週には、“海なし県”埼玉の住宅街を流れる川でも目撃されています。
14日、埼玉・越谷市の水中に連なる大群が動画で撮影されていました。これもボラだといいます。この3日後にはさらに増殖。川一面を覆い尽くしていました。
動画の撮影者
「10年ぐらいいるけど、見たことのない量の魚だったので、何かしら異常なんだろう」
なぜ、海から離れた場所に大量発生したのでしょうか?
かすみがうら市水族館 小林誠館長
「海と川を行き来する魚で、海と川が混ざった汽水域でよく見かける魚。川に上がってくるのは暖かい場所を求めて、そういう場所で見かけることが多くなる」
暖かい場所やエサを求めて、海から川を上ってきたのではないかということです。