接触の機体、両機とも一部を損傷…羽田空港 エバー航空、タイ国際航空
羽田空港でエバー航空とタイ国際航空の機体が接触したトラブルで、両機ともに機体の一部が損傷したことが明らかになりました。
国土交通省や航空会社によりますと、10日午前11時ごろ、羽田空港のA滑走路手前で、誘導路に駐機していたエバー航空の機体の後部に、タイ国際航空の機体の右側の主翼が接触したということです。
関係者によりますと当時、エバー航空のパイロットから管制に「振動を感じる」といった旨の連絡があったということです。
この接触で、タイ国際航空の機体は右側の主翼のウィングレットと呼ばれる先端部分が損傷、エバー航空機は左側の水平尾翼が損傷したということです。
エバー航空の乗客 台湾・台北へ「嫌な音と、がたがたって揺れて、後ろにタイ航空会社がみえた」「風圧みたいな、ふわっとした揺れが1回あった。そんなもんかなと思ったけど、実際当たってたとは」
乗客・乗員にケガ人はいませんでしたが、4本ある滑走路のうち1本が、およそ2時間閉鎖されたということで、発着便に遅れが出ました。
タイ国際航空は、乗客に対し「おわびを申し上げる」とした上で原因を究明し、近日中に詳細な報告をするとしています。