広島県福山市の工場で、有害物質・六価クロムの水槽に落ち、逃げたとみられるネコは、現在も見つかっておらず、福山市は引き続き、注意を呼びかけています。

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12日午前、福山市の職員が排水溝のふたを開け、やぶをかきわけて捜しているのは、ネコです。

「いないな」

10日、工場で有害物質「六価クロム」の水槽に落ち、逃げたとみられるネコがまだ見つかっていないのです。

「六価クロム」は、触ると皮膚に炎症を起こしたり、触った手で目をこすると失明したりする可能性もあるため、福山市は、小学校の児童らにネコを見つけても触らないよう呼びかけました。

近所の住民
「早く見つかってほしいですよ。空き家が多いからネコが入っているんですよ、家へ。ここらへんも（野良ネコが）うろうろしているからちょっと怖いなと思いますね」

福山市は、異常のあるネコを見つけた場合、触らず市や警察へ連絡するよう呼びかけています。