都内の踏切で自殺にみせかけて電車と衝突させ男性を殺害したなどとして、男性の元勤務先の社長ら4人が逮捕された事件で、警視庁は、このうち3人について、男性の尻に無理やり棒を入れるなどのわいせつな行為をしたとして再逮捕しました。

捜査関係者によりますと、塗装会社「エムエー建装」の社長・佐々木学容疑者と、社員の島畑明仁容疑者、岩出篤哉容疑者の3人は2023年6月から7月にかけて、元同僚の高野修さんの自宅などで、複数回にわたって高野さんの尻に無理やり棒を入れるなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。

今回逮捕された、佐々木容疑者ら3人と、元同僚の野崎俊太被告のあわせて4人は共謀して、2023年12月、高野さんを板橋区の踏切で、自殺にみせかけ電車と衝突させて殺害したなどとして逮捕され、野崎被告と島畑容疑者が殺人などの罪で、佐々木容疑者と岩出容疑者は監禁の罪で起訴されています。

佐々木容疑者ら3人については、出張先のホテルで高野さんに暴行を加えた疑いでも逮捕されていて、逮捕は今回で3度目です。

また、島畑容疑者と岩出容疑者について警視庁は、別の日にも高野さんへ暴行を加えたとして、あわせて再逮捕しています。

警視庁は、この会社内で高野さんへの暴行が日常的に繰り返されていたとみて詳しく調べています。