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【速報】女児10人に性的暴行の罪で起訴 被告の男「女の子傷つけている認識なかった」裁判で証言

2025年1月24日 12:17
【速報】女児10人に性的暴行の罪で起訴 被告の男「女の子傷つけている認識なかった」裁判で証言
柳本智也被告(28)

 大阪で小学生の女の子10人に性的暴行を加えた罪などに問われている男の裁判員裁判で、24日に被告人質問が行われ、男は「犯行当時、女の子を傷つけているという認識はなかった」と話しました。

 柳本智也被告(28)は、2016年から2022年にかけて、大阪府内で小学生の女の子10人に対し、性的暴行を加えたなどの罪に問われています。

 起訴状などによりますと、柳本被告は集合住宅に帰宅した女の子を部屋に押し込み、カッターナイフを見せて「殺すぞ」などと脅す手口を繰り返していました。

 これまでの裁判で、柳本被告はいずれの起訴内容についても認めた上で「私の身勝手な行いで被害者に精神的苦痛を与え申し訳なく思っています」と謝罪しました。

 24日には被告人質問が行われ、検察側から「被害者の女の子が怯えていた様子について記憶はあるか」と尋ねられたのに対し、柳本被告は「犯行当時、女の子を傷つけているという認識はなかった。怯えていたという記憶はない」と答えました。

 また柳本被告は犯行前に、女の子の帰宅時間や家族の在宅状況などをスマートフォンのメモ機能などで記録していたことが分かっていますが、このような行動確認を“探偵ごっこ”と称して行っていたことが明らかになりました。

 柳本被告は「“探偵ごっこ”をする過程で性的暴行を加えようと考えるようになった」と述べました。

 検察側が「女の子に『1回500円でいい?』などと執拗に聞いているが、これはなぜか。500円払えば、もう一度できると考えたのか」と尋ねると、柳本被告は「その時の思い付きで言った言葉であり、言葉の通り機会があればまたしたいと思ったのだと思う」と答えました。

 一方、検察の「実際に被害者の1人に100円を渡している」という指摘に対しては「記憶がない」と話しました。

 さらに、犯行時に女の子を動画撮影した罪にも問われている柳本被告は、検察側から「撮影した動画を見てどのような感情になっていたのか」と質問されたのに対し、「数あるアダルト作品の一種という感覚だった。映っている自分は自分ではないように感じ、一つの作品のような認識だった」と話しました。

 判決は2月18日に言い渡されます。

最終更新日:2025年1月24日 12:19
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