まもなく“桜開花” 今年は花見が長く楽しめる?
桜の開花が徐々に近づいています。来週の中頃から各地で開花ラッシュとなりそうですが、今年はお花見がいつもより長めに楽しめるかもしれません。
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祝日の3月20日、多くの人でにぎわっていたのは桜の名所・上野公園。ソメイヨシノは、まだつぼみ。すでに“お花見全開”の人たちも…。
──何しに?
「お花見」
──でもお花がない
「今はないですね。花より団子」
「気持ち満開」
こちらの家族も…
「お花見~!!楽しい。笹(ささ)寿司も食べた」
ただ、本音は…
「学校の前、桜が咲いてたから、こっちも咲いてるかなと思った」
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今楽しめる桜を、都内で楽しむ人たちも。
記者(20日)
「港区の南桜公園。すでに桜が咲いている」
見頃まっただ中、淡いピンクに色づくオオカンザクラです。
記者
「すごく真剣に写真を撮っている」
桜の写真を撮っているのかと思いきや…
「メジロを撮りにきている」
──桜よりメジロ?
「メジロですね」
──なぜ?
「メジロの方が希少価値がある。動きが速いので撮るのも大変」
皇居の周りに咲いていたのは、濃いピンクに色づくカンヒザクラです。
「休日だけど出勤日だったけど、あえて休んで」
会社を休んで、群馬県から皇居の周りの桜を見に来たといいます。
「先週も来たけど、曇りだったので、晴れの日も見たいなと」
必死に娘と桜の写真を撮る母親は…
「下からしないと桜が入らないので、見上げるようにして撮ってます」
──いい写真ですね
「ありがとうございます」
井の頭公園では。
記者
「まだまだ桜が咲いていませんが、お花見をしている人がいます」
公園にいた人
「去年の冬ぐらいに企画して、祝日だからこの日ってしたけど、全然咲いていない」「事前に計画すると(桜の開花が)前後になるんで難しい」
──事前に計画しないと集まれない?
「ですよね。賭けですよね」
せめて、何かしらの桜を見たいと用意したのが…「桜」と書いてある日本酒で乾杯。
「唯一の桜」「これ見ながら酒飲もうかな」
満開を待ち望んでいました。今か今かと、待ちわびる季節。今年の桜は…
木原実気象予報士
「一斉に花が開くので、とてもきれいな桜が楽しめると思います」
例年よりも長く、お花見を楽しめるかもしれません。