厚労省の審査会“アスベスト給付金”86件「認定相当」
建設業務に従事して、アスベストによる健康被害を受けた労働者などへの給付金の支給について、厚生労働省の審査会は、申請のあった86件について「認定相当」としました。
厚労省の審査会は25日、建設業務に従事してアスベストの健康被害を受けた労働者や遺族に対する給付金の支給について、申請のあった86件すべてを「認定相当」と判断しました。
建設労働者などのアスベストによる健康被害を巡っては、昨年5月、最高裁が国の責任を認める判決を出し、その後、救済法が成立しました。
国は症状に応じて1人あたり最大1300万円を支給しますが、給付金支給の認定は、今回が初めてとなります。