去年の衆院選「1票の格差」 東京高裁は合憲と判断
去年の衆議院選挙の「1票の格差」が憲法に違反するかどうか争われた裁判で、東京高裁は14日、「憲法に違反しない」=合憲との判断を示しました。
去年10月の衆議院選挙ではいわゆる「1票の格差」が最大で2倍を超えていて、弁護士のグループが、「投票価値の平等に反し憲法に違反する」として選挙の無効を求め、訴えを起こしていました。
これに対し、東京高裁は14日、1票の格差について「憲法に違反しない」=合憲との判断を示した上で、選挙無効の訴えを退けました。
去年の衆院選をめぐっては各地で同様の訴えが起こされていて、14日の判決を含め、「合憲」が4件、「違憲状態」が3件と判断が分かれています。今後、全国各地の高裁が順次判決を言い渡した後、最高裁が統一的な判断を示す見通しです。