収穫の秋を迎え…天皇陛下が皇居で稲刈り
収穫の秋を迎え、天皇陛下は6日、皇居で稲刈りにのぞまれました。
天皇陛下は6日午後、皇居の水田でうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」あわせて20株の稲刈りをされました。
天皇による皇居での稲作は、昭和天皇が始めたもので、陛下は上皇さまから引き継ぎ、毎年行われています。
水色の長袖シャツに黒い長靴姿の陛下は、鎌でザクザクと音を立てながら、手際よく稲を刈り取られていました。稲は、陛下が自ら種もみをまき、田植えをされて育ったもので、今年の作柄は去年より良いということです。
収穫された稲は、三重県の伊勢神宮に送られるほか、宮中祭祀の「新嘗祭」などに使われます。精米にするとおよそ100キログラムが収穫されるということです。