"リニア工事水位低下問題"瑞浪市長がJR東海に見通しを示すよう求める
岐阜県瑞浪市でリニアのトンネル工事現場近くの井戸などの水位が低下し、付近で地盤沈下が続いている問題で、瑞浪市の市長がJR東海に今後の見通しなどを示すよう求めました。
JR東海によりますと、瑞浪市にあるリニア中央新幹線のトンネル工事現場近くでは、地下水の低下が起きていて、11月の調査で、少なくとも16か所で地盤沈下が確認されていました。
27日に行われた専門家会議では、JR東海は沈下が最大で5.9センチに達していることが明らかになりました。
一連の会議に初めて出席した瑞浪市の水野市長は、JR東海に対し、地下水位の低下と地盤沈下への早急な対策や、不安を感じている地元住民らに対し、今後の見通しを示すよう求めました。
瑞浪市 水野光二市長は、「想定にはなるんでしょうが、こういう風になりますとか沈静化に向かうでしょうとか報告をしていただけると(住民に)理解いただけるのでは。」と話しました。
JR東海は「検討を進めている作業などについてとりまとめて説明していきたい。」とコメントしています。