高級魚・カサゴの稚魚放流 3~4年後には漁獲サイズの約20センチに 三重・尾鷲市
水産資源を増やそうと、漁業の盛んな三重県尾鷲市で、高級魚として知られるカサゴの稚魚の放流が行われています。
カサゴは遠くに移動することなく湾内に定着して成長する「根魚」で、東海地方ではガシ、ガシラとも呼ばれ煮物や唐揚げ、鍋物などにしておいしく食べられる魚です。
尾鷲市では、26年前から毎年この時期に地元の漁業団体とともに、カサゴの稚魚を放流しています。
地元の漁師がいけすから5センチほどの稚魚を船に積み込んで、2日、曽根浦と三木浦の2地区のポイントに約4000匹が放流されました。
3~4年後には漁獲サイズの約20センチに成長するということです。
今後、尾鷲湾のほかのポイントでも放流される予定で、全部あわせると約1万7000匹になるということです。