エスカレーターで歩いたり走ったりして利用する人の割合が条例施行前の半分以下に 名古屋市
エスカレーターを立ち止まって利用することを義務付ける条例が施行された名古屋市で、歩いたり走ったりして利用する人の割合が、条例施行前の半分以下になったことが分かりました。
名古屋市は今年6月から7月にかけて、地下鉄の駅や商業施設など10か所で、エスカレーターの利用状況を調査しました。
その結果、歩いたり走ったりして利用していた人の割合が、一年前は15.6%だったのに対して、今回は6.7%となり、半数以下になったということです。
市は、条例が広く認識され、利用方法が改善されたことが一因とみています。
この条例は、エスカレーターを歩いたり走ったり利用する際に、他の人に接触するなどのリスクをなくす目的で、去年10月に施行されていました。
市は今後、条例が事故件数などにどのように影響を与えたのかについて、調査していきたいとしています。