【ツリーイング体験会】ロープを使った木登りで体感 三河湖の豊かな自然と高い樹上からの眺望を楽しむ 豊田市下山地区
豊田市の下山支所が中心となり、周辺の民間業者と共催で「ロープで木登りツリーイング体験会」が10月5日に開かれました。
曇った空で降雨が心配されるなか、支所の内外から27人が参加。
参加した親子らは、三河湖とその周辺にある森林に囲まれた自然の中で、木登りに通じたインストラクターと共に樹上からの眺望を楽しみました。
三河湖周辺の自然を活用した観光促進の取り組みの一環で、コロナ禍で一時落ち込んだ三河湖をめぐる観光への需要を取り戻そうという期待が込められています。
秋季のイベントとして今回の体験会は単独の催しであるものの、秋が深まるにつれて下山地区では音楽イベントなどさまざまな企画が登場するということです。
今回行われた木登りツリーイング体験会の参加者には、小学生未満の子どもの姿も。木登り専門のインストラクターチーム「ツリーハガーズインターナショナル」が、初心者も参加する体験会をサポートしました。
参加者は、高さ約22メートルのコナラの大木から張り出した枝に掛けられたロープをよじ登ります。最も高い地点だと地上10メートル、最も低い地点でも地上7メートルの高さ。樹上で2人、地上で2人のインストラクターが木登りをサポートし、多くの参加者が高い樹上からしか見られない特別な眺望を楽しみました。
体験会は午前と午後で各2回ずつの計4回に分けて実施され、7人ずつのチームで木登りを体験。腕と足の使い方のコツをつかみ軽々と最高点にたどりつく人もいれば、苦労して登り切る人もいましたが、自然豊かな三河湖の眺望を参加者の多くが楽しむことができたということです。
参加した子どもたちは「初めてロープを使って木登りして、本当に楽しかった」「登ったいちばん高いところでは、さわやかな風が吹いて気持ちよかった」と感想を語っていました。
下山支所の摂津毅さんは「森遊びの楽しさを通じて、森や樹木の大切さを知るいい機会になればと思う。自然の豊かさを知るイベントを今後も盛り上げ、多くの参加者を集めていきたい」と話しました。