覚醒剤約380グラム、末端価格2500万円相当を密輸したなどとして、マレーシア国籍の男が逮捕されました。ウェットティッシュに覚醒剤をしみこませて運んだとみられています。

覚醒剤取締法違反などの疑いで、逮捕・送検されたのは、マレーシア国籍の自称・会社員、アフマッド・アズメール・ビン・アズマン容疑者（34）です。

警察によりますと11月11日、マレーシアのクアラルンプール国際空港から、中部国際空港に、覚醒剤約380グラム、末端価格2500万円相当を営利目的で密輸したなどの疑いがもたれています。

税関の検査で、スーツケースとリュックから、計25個のウェットティッシュが見つかり、そのうちの1つを乾燥させ、鑑定したところ、約380グラム、末端価格2500万円相当の覚醒剤が含まれていたということです。

調べに対し、「ウェットティッシュの中に覚醒剤が入っていることは知らなかった」などと容疑を否認しているということです。

ほかにも、「知らないマレーシア人から、スーツケースを渡されて日本に運んでくれと頼まれた」などと話しているということです。

また、名古屋税関は、27日、関税法違反の疑いで名古屋地検に告発しました。