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“生卵投げつけ女”逮捕  「ほぼ毎日」5年続いた被害の実態を住民が語る  岐阜・川辺町

2024年8月7日 18:52
“生卵投げつけ女”逮捕  「ほぼ毎日」5年続いた被害の実態を住民が語る  岐阜・川辺町

驚きの行動がカメラに記録されていました。民家の窓が開くと隣の家に何か投げつけています。実はこれ、生卵。卵を投げた女は7日に逮捕されましたが、ほぼ毎日あったという被害の実態を住民が語りました。

7日、岐阜県川辺町の住宅。住民が見せてくれたのは…。

被害を受けた女性:「白い壁が真っ黒になっていたので。なんでこんな目にあうのかなっていう理不尽な気持ちでいっぱいです。」

壁一面に広がる液体がたれた跡。そして、壁や地面には粉々になった卵の殻が。

収納ボックスをどかすと、この量です。

被害を受けた女性:「隣の方が卵を投げてくるんですね。庭とか畑にいても気持ち悪くて、家に入ってしまうぐらい強烈な臭いでした。」

この卵を投げたとみられているのが、隣の家をにらみ、暴言を吐いて警察車両に乗せられる女。

岐阜県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕された、各務良子容疑者(53)です。

警察によりますと、各務容疑者は、7月19日と25日の2日にわたり、川辺町にある住宅に生卵を複数個投げ入れる嫌がらせ行為をした疑いがもたれています。

各務容疑者の自宅と隣接しているのが被害にあった民家。“その瞬間”をカメラが克明に捉えていました。

これは7月25日、各務容疑者の自宅を捉えた防犯カメラの映像。

窓が少し開くと、白い卵が2つ投げられました。その約40分後、再び窓が開き、さらに2つ。

被害はこの日だけではなく…。

被害を受けた女性:「毎日です。投げてない日がないですね。少ないときで5,6個。多いときには20個くらい」

多いときには20個。2パック分もの生卵が投げられたというのです。

別の日には、2つ白い卵が投げられたかと思えば、わずか10分後に3つ飛んでくる様子が。

こんなケースも。卵を投げますが、隣にまで届きません。

すると、各務容疑者がやってきて、落ちた殻を拾って隣に投げ入れたのです。

被害を受けた女性:
「1回だけ、ゆで卵を投げられたんですけど、外にあった農機具をいれるボックスが割れてしまって」

しかもこの被害、最近始まったことではありませんでした。

被害を受けた女性:
「2019年の12月の初めぐらいにベランダと庭の方に投げ込まれていて」

5年ほど前からほぼ毎日被害を受けているというのです。

身の危険を感じた女性は防犯カメラを設置。

各務容疑者は3年前に一度同じ容疑で逮捕されたものの、その後も同様の行為を繰り返しているといいます。

さらに…。

被害を受けた女性:
「帰ってきて車のドア開けた瞬間に『クソババァ』とか言われて」

一体なぜ女性はこのような被害を受けることになったのか。

Q.何かで1度トラブルに
被害を受けた女性:「ないです。ないです。話もたぶん10年ぐらいしていないんじゃないですかね。刺激しないのが、私のとれる唯一の策でしたので」

約20年前、各務容疑者が引っ越してきたときからゴミの投棄などの嫌がらせが始まり、徐々にエスカレート。

しかし、女性には被害を受ける心当たりはないといいます。

被害を受けた女性:「掃除したんですけどキリがないので、砂利も取り替えて、きれいにしたんですけどまた元通り。1か月ぐらいで、こんな状態です。」

Q.各務容疑者が逮捕されましたが…
「ほっとしました。これからやっと普通のというか、家に帰ってきても安心して暮らせるかな。夜も眠れるかなという感じです。」

警察の調べに対し、各務容疑者は「やっていません」などと、容疑を否認しているということです。

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