2021年度の温室効果ガス排出量 前年度より0.7%増加 新型コロナ後の経済回復などが要因 愛知県
愛知県は18日、2021年度の温室効果ガス総排出量を取りまとめ、県のホームページで公表しました。
県の発表によると、2021年度の温室効果ガス総排出量は6984万t-CO2で、前年度より0.7%増加したということです。
部門別でみると、自動車や鉄道などの運輸部門が前年比2.8%増、電気やガスなどのエネルギー転換部門が前年比13.9%増となっています。一方、家庭からの排出量は、世帯当たりのエネルギー消費量が改善したことにより、前年より1.8%減少しました。
総排出量が増加した要因について県は、「新型コロナウイルス感染症で落ち込んでいた経済の回復等により、貨物輸送量が増え、運輸部門等の排出量が増加したことによるものと考えられる」としています。
愛知県は2022年に「あいち地球温暖化防止戦略2030」を策定し、2030年度の温室効果ガス総排出量を2013年度比で46%削減することを目標として掲げています。