愛知県内の養鶏場などで鳥インフルエンザの感染が相次いでいることを受け、県は緊急対策費用の補正予算を組み、3月から農家への支援を行う方針を示しました。

鳥インフルエンザの相次ぐ発生を受け、愛知県は感染が確認された農場に対し、国からの手当を受け取るまでの間、同等の額の融資を無利子で受けられる「つなぎ融資」を行うほか、卵の移動制限や殺処分などで損失を受けた農家への助成を実施します。

県は、2月議会で補正予算案を提出し、3月には農家が支援を受けられるようにする方針を示しました。

防疫対策や農家への支援、風評被害対策などを含む鳥インフルエンザに対する緊急対策費用の補正予算案は約70億円になります。
加えて、物価高対策として実施している農家への補助を強化し、鳥インフルエンザが発生した13農場に平均644万3000円、その周辺の39農場に平均115万7000円を上乗せして支援するということです。

愛知県内では、今シーズン13か所の養鶏場で「鳥インフルエンザ」の感染が確認されていて、殺処分数は過去最多となっています。